世界の美しいきのこ (パイ インターナショナル)
内容
キノコや菌類についての説明もほとんどなく、ただただ色とりどりで形の美しいきのこの写真が掲載されている写真集です。
感想
きのこといえば、シイタケ、なめこ、シメジなど傘があって茶色や白色といった地味な色をしたイメージでしたがこの写真集を見てきのこのイメージが変わりました。
赤、青、黄色、紫、緑など色とりどりなだけでなく、コップやお椀のような形から、まるで炎がメラメラ燃えているような形のもの、絹の衣をまとっているような見ていてうっとりするようなものもあれば、脳みそが地面の上に無造作に置かれているような、おどろおどろしい形のものまで、きのこは色も形も千差万別なのだと初めて知りました。
キノコは日本で現在記録されているものだけで約2000種、名前のついていないものも含めると5000種を超えるだろうと考えられているそうで、世界に目を向けると未知の種類も含めると20万種くらいになるだろうといわれるくらい多様性があるそうです。
菌類全体では150万種を超えるといわれていて、この数は植物の30万種をはるかに超えて、今でも年間1000種ほどの新種が報告されているということです。
この写真集を見て生態系の中で重要な役割を果たしている菌類についてがぜん興味が湧いてきたのでこれからも色いろいろな本や図鑑を見ていきたくなりました。