清須城と五条川
台風14号が来る前日、どんよりとした曇り空の中、自宅がある一宮市から車で30分ほど南にある清須城とその横を流れる五条川を散策してきました。
春は桜の名所として有名な清州城周辺の五条川の桜並木ですが、この時期はそろそろ葉も黄色くなってきて、道路には葉落ち葉もたくさん落ちていました。
この時期に清須城を訪れたのは初めてなので、まだまだにょきにょき芽を出してどんどん咲くのか、これ以上は咲かないのかわかりませんが、曇り空と落ち葉とちらほらとだけ咲く彼岸花が妙に郷愁を誘います。
この五条川がたびたび氾濫して清須城周辺が水没してしまうことにほとほとうんざりした織田信長は、この五条川の上流にある小牧山に城を建てて移ってしまったんだとか。
ちなみに当時の清須城はこの天守閣の場所にあったわけではなく、すぐ横を走る新幹線とJRの線路をはさんで反対側にあったそうです。
何度も行っているので今回は遠慮しましたが、清須城の天守閣は大人300円というお求めやすいお値段で入場でき、中は博物館になっていて、歴代の大河ドラマで織田信長を演じた俳優が着た衣装が飾ってあったり、歴史の映像が見られたり、紙芝居の上演があったりと内容もなかなか充実しています。
また、広い駐車場が完備されていて、しかも無料です。
天守閣最上階の展望室からは周辺を360度見渡すことができ、すぐ下には新幹線がバンバン走っていたり、天気のいい日は名古屋駅の高層ビル街や岐阜県のほうまで眺めることができます。
来年の桜が咲く時期にまた訪れたいと思いました。